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日商簿記検定に合格するためには、無駄なく効率よい方法で学習することが重要です。他の資格試験にも言えることですが、それぞれの試験の特徴に応じて適切な学習を行うことが、合格への大きな鍵を握ることになります。

特に、簿記のような技術を学ぶ専門科目は「どこから手をつけていいのか分からない」と迷う方がほとんどです。お金と時間をかけて専門学校を利用できれば迷うことなく学習できますが、独学の場合はそう簡単にいきません。

これから紹介する「初学者・独学者におすすめの簿記の勉強方法」は、一見王道な方法に感じるかもしれませんが、一番合理的だと思うものです。丁寧に紹介していきますのでぜひ皆さんの参考になればと思います。

簿記は暗記科目ではなく技術を学ぶ科目である

まず、簿記は会計処理の手順など覚えることも多いのですが、間違いなく暗記系の資格ではありません

FP(ファイナンシャルプランナー)や情報処理などの資格試験は、個々の項目に対して回答する形式であるため、各項目を1つ1つ暗記していけば、合格点を稼げるような仕組みとなっています。そのため、勉強方法はシンプルで「いきなり過去問を解いてそれを繰り返す」という方法だけでも十分合格レベルまで力をつけることが出来ます(むしろ、暗記系の資格はこの方法がおすすめです)。

ただし、簿記の試験はそういうわけにはいきません。総合的に内容を把握してからでないと回答できない問題形式であるため、暗記するだけの勉強方法「いきなり過去問」という方法は通用しないのです。そのため、帳簿記入の方法を1つ1つ理解して、その技術を身につけていく必要があります。

簿記の学習は3段階に分けて進めるのがおすすめ

簿記の学習方法としておすすめなのは、3段階に分けて学習するという方法です。

  1. インプット期(テキストなどで基礎内容の把握)
  2. アウトプット期(問題集や過去問を解きまくる)
  3. 直前対策期(予想問題などの新しい問題で弱点の把握)

このように3段階に分けて進めていくことをおすすめします。一見、一般的だと思われるかもしれませんが、簿記の学習にはこの方法が一番合理的だと感じます。下記それぞれ解説していきます。

~インプット期~
~難しい項目があってもひと通り進めよう~

独学で勉強するにあたって一番辛いのは、分からない内容を自分で何とかしなければならないことです。その中で、インプット期(テキストなどで基礎内容の把握)の勉強は初めて聞くような言葉ばかりで精神的にも勉強するのが嫌になる時期だと思います。

特に、難しい項目は理解できずに諦めたくなるかもしれません。ただし、そこは忍耐強く我慢して「あとでこの項目は絶対理解する」と決めてからひと通りの範囲を終えるよう進めていきましょう。そして、最終的には理解するようにしていきます。

基礎全体を終えると精神的にかなり大きな余裕ができます。その上で、各項目において「どのような考え方をすればいいのか」というのを感じていけば、不思議と点と点になっていたものが一気に線となる感覚を得られるようになります。

つまり、簿記はコツさえ掴めば加速度的に理解が深まるものです。そのコツを掴むまではある程度の時間が必要となりますが、それまでは地道に範囲を進めるようにしていきましょう。

YouTubeチャンネル「ボキいろは」をご利用下さい
当サイトでは、初学者や独学者でも安心して簿記の学習ができるよう完全無料の基礎講座を開設しております。レジュメ方式で、インプット期の学習のほとんどは網羅している内容になっています。また、動画で学ぶことで、上記(簿記は暗記科目ではなく技術を学ぶ科目である)でも解説した「正しい技術」を1つ1つ学ぶことができます。効率よく学習を進めていくためにもぜひご活用下さい。

ボキいろは(チャンネルページ)>>

~アウトプット期~
過去問(過去5回分)を最低3回解くこと

アウトプット期は、問題集や過去問をひたすら解いていくことをおすすめします。もちろん、この時期は簡単な問題から難しい問題まで直面することになります。できれば、過去問の過去5回分を最低3回以上は解くようにしていきましょう。

1回目

問題をいきなり解こうとせずに、解答を見ながらでも構わないのできちんと理解して進めていきます。その際に、「試験問題はこんな感じなのか」という雰囲気を感じることも大切です。

2回目

解答を見ずに自分の力だけで解いていきます。間違えたところは、「なぜ?」という考え方の部分をしっかり解決出来るようにとことん追求して二度と間違えないようにしていきましょう。

3回目

目標時間を決めて短時間で解答していくことを心がけます。目標時間の目安は本来の試験時間の半分ぐらいがおすすめです。例えば、3級の試験時間は60分、2級の試験時間は90分なので、3級の場合は40分、2級の場合は60分を目標時間として解答するようにして下さい。こうすることで、頭の回転も早くなり本当に理解しているのか(理解していないと早く解けないので)を確認することが出来ます。また、同じ問題の3回目なので満点を取ることが理想です。

~直前対策期~
予想問題もしくは専門学校の直前対策を利用する

直前対策期になるとこれまで解いたことがない新しい問題に挑戦することも重要です。その目的は、「実力の把握と弱点の把握」を行うためです。そこで役立つのが予想問題集を解くことや専門学校等の直前対策講座です。

あまりお金をかけずに行うのであれば、書店やネットで購入できる予想問題で対策をとるようにしましょう。その際は、自分で時間を測ってから解答するなど本番さながらの環境を作ることが重要となります。

予想問題集

  • TAC出版「日商簿記3級 まるっと完全予想問題集 2021年度」
  • ネットスクール「日商簿記 ズバリ! 3級的中 完全予想模試」

時間とお金に余裕があれば、下記のような専門学校の直前対策の利用をおすすめします。お金はかかりますが、他の受験生もいるため本番さながらの雰囲気の中で問題を解くことが出来ます。そして、解説まで行われるので利用する価値は十分あると感じます。

専門学校の直前対策コース

  • 資格の大原「直前対策パック」11,500円~14,000円
  • ネットスクール「直前対策コース」4,000円~5,000円

>>【資格の大原】日商簿記3級直前対策パック(教室・映像・WEB通信)

>>【ネットスクール】日商簿記3級直前対策コース

試験1週間前は復習に徹すること

そしたら、「インプット期」・「アウトプット期」・「直前対策期」を経て、試験1週間前についてです。簿記に限らずどの資格試験にも言えることですが、試験1週間前は復習に徹することをおすすめします。

試験が近づくにつれて緊張感や不安は高まってきます。ただし、これまで解いたことがない新しい問題を解いたりするのは余計に焦りを生むだけで精神的にもよくありません。

そのため、試験直前期は努力して積み上げてきたことを信じて、これまで解いたことがある予想問題やテキストなどの確認をしていきましょう。そうすることで、「ここはこうだった」とか「この内容はここに注意しないと」といったことが頭の中も整理されるのでおすすめです。

そして、自信を持って試験に挑む覚悟をつけていきましょう。

いつでもどこでも動画で学べる日商簿記講座

YouTubeチャンネル「ボキいろは」では日商簿記の基礎講座を無料で学ぶことができます。ぜひこれからの学習にお役立てください。

日商簿記おすすめの勉強方法やコツについて【初学者・独学者向け】”へ4件のコメント

  1. 松﨑 朋子 より:

    YouTubeで、動画を拝見したものです。
    とても分かりやすくて、レジメも印刷させていただきました。素晴らしい参考書になりました。
    ありがとうございます。
    また。ホームページで独学の勉強方法を、確認しました。本番まで1ヶ月ちょっと、頑張ります(*•̀ㅂ•́)و✧ありがとうございますm(_ _)m

    1. Mitch より:

      コメントありがとうございます(^^)
      動画だけでなくレジュメまで活用していただき大変嬉しいです‼
      勉強方法を実践していただくことで確実に力はついていくと思いますのでこのままがんばって下さいね‼
      応援してます(^o^)

  2. みお より:

    はじめまして。毎朝通勤の電車でYouTube見てます!11月に3級受験します!不安ですが、勉強の参考にさせていただきます(*^^*)

    1. Mitch より:

      コメントありがとうございます(^^)
      「いつでもどこでも簿記を学べること」が目標の1つだったのでスキマ時間に観ていただき大変嬉しいです‼
      11月の試験までたくさん活用して下さいね😄
      この時期からなら十分合格レベルまで仕上げれますので大丈夫ですよ(^^)応援してます‼

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