簿記とは「帳簿記入」の略語のことである
結論から言うと「帳簿に記入すること」が簿記です。「帳簿」とは「日記帳」や「家計簿」のようにお金の出入りなどを記録するノートを指します。つまり、「お金の出入りをノートに記入する(記録する)技術」を学ぶのが簿記となります。
そもそも簿記は何のためにあるの?
簿記の発祥はイタリアと言われています。ある商人が売上やお金の貸し借りなどの取引を記録していたことから始まったものとされています。いわゆる「備忘記録(びぼうきろく)」として簿記が必要とされてきました。
例えば、いきなり友人などから「昨日、夜ご飯何食べた?」と聞かれて瞬時に答えることが出来ますか?昨日のことでも瞬時に答えるのは難しいと思います。そして、それは日が経つごとに更に難しくなるものです。このように、人間の記憶には限界があるため、きちんと「記録」するための方法が必要です。
最近ではアプリでも簡単に家計簿等の帳簿付けができるようになりました。入力項目に従ってきちんと日々記録をしていくことで「日ごと・月ごと・年ごと」に収入や支出(いわゆる収支)、貯金額などが比較できるようになります。
これを、日商簿記の学習では、会社における儲けや財産を比較できるように、会社の帳簿「決算書」等を作成する技術を学んでいきます。
このように、簿記の技術は会社における経営活動の動きをきちんと記録する方法として、現代でも必要とされているのです。
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